占い屋◎雪の石

タロット&西洋占星術をしております。 日々の中でほろっと出てくることなどを書き留めてみようかと思います。

6月の石

6月の石は「クンツァイト」です。

0531c.jpg【クンツァイト】
色:紫がかったピンク(ライラック色)、淡いピンク色
モース硬度:6.5〜7
産地:マダガスカル、アメリカ、ブラジル他

クンツァイトは、スポデューメン=リシア(リチア)輝石のピンク色のもののことで、これの緑色はヒッデナイト、黄色のものはトリフェーンと呼ばれています。アクアマリンやカヤナイトなどもそうですが、柱状結晶で、細い繊維が集まっているような条線が見られます。モース硬度はそこそこですが、この条線に沿ってメキッと割れやすく、取扱いには注意が必要です。



クンツァイトは小惑星パラスに関連する石で、芸術的センスとストイックな自己鍛錬の性質を持ちます。これ、前にもどこかで書きましたが、この石を持つ(と私が勝手に思っている)有名人としては、女優の天海祐希さんですね。

そういえば昔、「天海祐希みたいな外見に生まれてきたら、人生変わってたと思うわ〜」としみじみ言った人がおりまして、そら変わるやろーね、ただしもっと悪いほうにな!と心の中で突っ込んでおきました。

宝塚の人たちって、みなさん本当に美しくて可憐ですよね〜。でも、人間ってピシッとするよりダラッとすることの方がどういうわけか数倍ラクチンで、もうそれがデフォルトなんじゃないかと思うくらい、「ダラッと」に流れやすい。そして、「人の心」は明るくニコッとするよりも、暗くジメッとする方が簡単みたいで、嫌なこと・しんどいことは誰かになすりつけて、安全なところに逃げ込もうとする癖があると思います。そういうのって、なんとなく前かがみになってしまう背筋と似ているような気がします。

背筋が伸びないのは腹筋が弱いせいなのでしょうが、意識して背筋を伸ばし続けることによって、それを支える筋肉が自然と鍛えられ、やがて意識しなくてもピシッとした姿勢でいられるようになるんですね。私の腹はタルタルですが、今はあまり気にしないでください。

「私も天海祐希みたいな外見に生まれてきてたら〜」と言ってた人は、なんかどっかが薄暗い感じで、働くことが大嫌いで、仕方なくパートにきてて、それでダラダラ仕事をして、まわりに迷惑をかけたりしつつ、そういうトラブルやいざこざも含めて「あ〜あ、こんなしがないパート暮らし、本当にウンザリする」とか言うわけです。いやいや、私としてはそんなアタナにウンザリです(^^)なのですが、こういう人が天海祐希さんのような容姿で生まれてきたとしたら、中身のしょーもなさと外見とのギャップはもっと広がるわけですから、人生は今以上にややこしく、ウンザリするものになるんじゃないかなーと思います。

見た目だけで「おっ♪いい女」で近付いてみたら、中身はダラダラで後ろ向きで、「宝くじに当たって、遊んで暮らす」ことが夢だったりする、つまらない女なわけですよ。こりゃもー、美しい容姿を美味しくいただき、その愚かさをこれまた美味しく利用させてもらっちゃおう♪というようなオレオレ詐欺やってます☆みたいな男性の餌食になったっておかしくないですよ。

そうじゃなくても、人目をひく美しい容姿というのは、それがひとつの才能であり、与えられた資質だと思うのです。女優やモデル、ダンサーなど、身体を使って美を表現し、他の人に感動を与える、という役割のために、それを持っているのだと思います。

容姿の美しさって、運動神経の良さとか、歌の上手さとか、絵やデザインのセンスとか、そういうものと同列なものだと思うのです。だから、それを自分の武器として磨き上げ、しっかりと手入れをし続ける義務があると思います。どんなに立派な宝刀も、ほったらかしで錆びつかせてダメにするようなダラッ人間の手にあるなら、文字通り宝の持ち腐れだし、逆に、「そんなふうな持ち方をすることによって」起きてくるトラブルもあると思います。

容姿でいえば、その美しさに対して自分が主導権を握っていなければ、他人にいいように利用され、認めてもらえるのは見た目だけ、結局は「見かけ倒し」ってことでバカにされたりして、十人並みの容姿であれば受けることもなかったであろう屈辱を受けたりするわけです。

バカとハサミは使いよう、とかいいますが、容姿も含めた「自分に与えられた資質」もまた、扱い方によって、幸福へのフリーパスチケットにもなるし、苦痛と不幸を招く磁石になったりするのだと思います。



クンツァイトは、そういうことをとてもよく知っている石だと思います。自分が持っているもの全てを、丁寧にこまめに手入れし、磨き続けます。妥協とか甘えとかが大嫌いで、どんなに磨き上げてもそれで満足するということがありません。常に高みを目指し、上を見続けているので、背筋もピンと伸びています。というようなイメージです。

小惑星は金星の4分割されたもので、金星は喜びや楽しみ、幸せを味わうという性質を持っています。ですから、ストイックで自分に厳しいクンツァイトにも、喜びはあります。でもそれは、愛されて嬉しいとか、ラクチンな解放感が気持ちいいというようなものではなく、磨くべきものをきちんと磨けているという気持ちよさや、自分が目指していた高みに辿りつけたぞというような喜びなのだと思います。クンツァイトにとって、恋愛や結婚、勝愛の伴侶というのは、こうしたクンツァイト的な喜びを分かち合える関係、ということなのかもしれません。

小惑星パラスの由来である女神、パラスアテナは処女神ですが、女性がストイックに仕事や学問、芸術などに没頭し、高みに上っていくことを快く祝福できる男性はあまりいません。そういう「高みに上昇する」のは本来男性の資質であり、男性にとっての女性とは、自分を支えてくれるもの。つまり、自分よりも下にいてもらわないと不安なのです。まあこれは、男性性にとっての女性性、という話なので、実際の男性のすべてがそうだということではありません。

パラスアテナは高みを目指して上昇しながらも、男性をその支えにしようとは思っていません。同じ高さで肩を並べ、その目線でしか見れないものを共に見る喜びをわかちあえる相手でなければ欲しくないのです。ついでにいえば、上昇志向には「負けん気」というものが付随するので、肩を並べた、と思った瞬間、相手を追い越さなくては気が済まない気持ちが生まれ、「誰かと肩を並べ、眺めを共有する」というのはほんの一瞬のことなのかもしれません。けれども、そういう負けん気があるからこそ、無限の進歩を遂げることができるのですが(^^;

ダラッとしやすい人にとっては、「生きる姿勢に関してのバイブル」にできる石でもあると思います。もともと上昇志向が強く、他人と競争しすぎてしまうタイプの人は、クンツァイトに触れることで、自分との闘いに焦点を当て直すことができると思います。また、明日よりショップでご紹介するアイテムには、フローライトやクリアクオーツを合わせてバランスを取っています。

クンツァイトはフローライトと相性がいいようで、それぞれの長所が引き出され、欠点が中和されるような作用がありますね。石というものは、それひとつだけをじっくり味わうことも楽しいですが、他の石と組み合わせた時に生まれる新しいハーモニーや色彩なども楽しみのひとつです。

6月の石、クンツァイトの新作は、明日5月31日午前9時頃より、ショップにて販売予定です。どうぞお楽しみに!


  1. 2009/05/30(土) 13:01:19|
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