占い屋◎雪の石

タロット&西洋占星術をしております。 日々の中でほろっと出てくることなどを書き留めてみようかと思います。

5月の石

お待たせいたしました!5月の石、サファイアです。先日より予告しておりましたニューアイテムたちは、ショップにて、5月2日(土)午前9時頃より発売開始の予定です(^^)どうぞお楽しみに☆

y0423.jpg【サファイア】

和名:青玉
色:青色、ピンク、オレンジ、黄、紫、緑、透明など
モース硬度:9
産地:タイ、スリランカ、ミャンマー他

サファイアといえば「ブルー」が一般的ですが、実際のところは様々な色があります。鉱物としてはルビーと同じコランダムという種類のもので、赤色以外のものをサファイアと呼んでいるそうです。

サファイアとルビーのような関係のものは、モルガナイトとアクアマリンとエメラルド、クンツァイトとヒデナイトなどがありますね。ひとつの石がそのカラーにグラデーションを持ち、色別に名前が付けられているだけ、といえばそうなのですが、それでもサファイアとルビーは全く別の性質ですし、モルガナイトとアクアマリンは同じ何かが反転した印象だったり、なんとなく循環や対をなしている部分が感じられて面白いです。

サファイアも、代表的なブルーのものと、他の色のものでは見た目の印象だけでもかなり違いがありますし、ブルーがあらわす高い知性も、ピンクや黄色になると芸術的というか、女性的で華やかな広がりを持った感性に変わるです。オレンジがかったピンク色の「パパラチヤ」と呼ばれるものは、芸術的な感性の象徴みたいな石で、知性と品性がともに高く釣り合い、互いを高め合う相乗効果によってさらに磨きあげられていくような印象です。貴婦人というか、高貴な女性の頂点に立つ存在、みたいな感じですね。

パパラチヤはルースを何度か見たことがありますが、本当にうっとりしてしまうほど美しく、いつか扱ってみたいな〜と思いつつ、そう簡単には手が出せない高嶺の花ですね(^^;



パパラチヤへの熱い思いはひとまずさて置き、今回ご紹介するのは、高い知性の象徴であり、風の賢者の石でもあるブルーサファイアです。青いのもいいんですよね〜…。個人的には暗めのカラーが好きなのですが、宝石としては明るい色合いのものが希少なようです。

以前勤めていた宝石会社ではルビー、サファイアを主に扱っていて、小売店にルースを卸したりしていました。私はしがない事務員で、商品を梱包したり宛名シールを貼ったりが主な仕事だったのですが、そうやって毎日宝石たちを触っていると、一粒ずつの顔の違いがはっきりとわかるようになってくるんですよね。

そこの会社は、相手先に何粒かザクッとまとめて送り、入用な分だけ買い取って残りを返送してもらっていたのですが、自分のお気に入りのルースを発送する時は「これでお別れかな〜」などと思いつつ、運よく(?)出戻ってくると「お♪」とちょっと嬉しく思ったり、売れなくて残念にも思ったり、とひそかな楽しみだったりもしました。

そういうのは今でもそうですが、特にお気に入りの石は手放すのが残念に思う半面、誰にももらわれずにずっと残っていたりすると、それはそれでガッカリな気持ちになったりと複雑なんですよね(^^;可愛い子は他のみんなにも愛してもらいたいけど、独り占めしていたい気持ちもあって、一人で勝手に忙しいの感じです。



さて、今回は同じく深い青が美しい、風の石「アイオライト」も一緒に仕入れてまいりまして、このふたつの石が織りなす「剛と柔」のコントラストみたいなものをお楽しみいただければ、と思います(^^)

サファイアの持つ硬質で俯瞰的な知性と、アイオライトの柔らかで繊細な聡明さ。

風の元素があらわす「知的さ」は、ともすれば冷たく傲慢な性質にもなりやすく、かといってそこに優しさや哀れみが混ざりすぎると切れが鈍くなり、意味を持たないものになってしまいます。それに、いくら知能にたけていても、それを振りかざしたりひけらかしたりすれば品を失い、やはりこれもせっかくの価値や意味をなくしてしまうことになりますね。

サファイアは情に流されずに自分の立ち位置を貫き、そこから見える景色を見続ける形の知性であり、アイオライトは傲慢さに走って知性の持つ品や価値を失うことから持つ人を守り導く形の知性だと思います。元素性質としては風を束ねる「風の賢者」。物事を俯瞰し達観する、動揺しない知性ですね。人の上に立つ役割や、人を導く立場の人にとって、特に学ぶところの大きな石だと思います。

それに対してアイオライトは「見守る知性」。女性的な性質が強く、基本的には相手を諭し導く役割ですが、多く語らずにそっと示唆する優しさのようなものがあると思います。相手のレベルを理解し、足並みが揃うのをじっと待ってあげる忍耐強さもあると思います。

jb031e.jpg【アイオライト】

和名:菫青石
特徴:三色性、見る方向によって色相が異なる
モース硬度:7〜7.5
産地:スリランカ、ミャンマー、マダガスカル他

色合いがサファイアに似ており、川床で採取されるために「ウォーターサファイア」と呼ばれたりするようです。風の性質と合わせて水の元素も色濃く併せ持っている石なので、このフォールスネームはある意味で真実かも。

見る角度によって色合いが異なり、青色(少し赤みの入ったすみれ色)に見える場合と、赤みが抜けて灰色っぽく見える場合があって面白いです。石の硬度自体はクリアクオーツなどと同じくらいですが、すごくやわらかい印象で、柔和ですね。個人的には茶道や華道の師範といったイメージで、つつましやかな令夫人みたいな感じがしますが、同時に、研究室でずっと論文に没頭しているタイプの学者先生の印象もあります。持論はあるけど、それをひけらかしたり押し付けたりすることなく、自分の中で静かに熟成させ磨き上げていくような、そんなタイプの知性を感じます。

アイオライトもサファイアも、非常に洗練された上質の水星、という感じがします。水星って、10天体の中では月の次に幼く、単純でシンプル、イメージとしては小学生の男子といった部分もありますが、それはある段階におけるひとつの姿であり、成熟した水星というのは緻密さや繊細さが出てきて、場合によっては未発達な金星よりも感受性に富み、火星よりも勇気にあふれていることもあると思います。

知性や水星に限ったことではありませんが、成熟したもの、円熟しているものには独特な優雅さがありますね。サファイアもアイオライトも、そうした優雅さにあふれた石だと思います。



  1. 2009/05/01(金) 22:11:25|
  2. 石のこと|
  3. トラックバック(-)|
  4. コメント(-)

| ホーム |