占い屋◎雪の石

タロット&西洋占星術をしております。 日々の中でほろっと出てくることなどを書き留めてみようかと思います。

11月の石:ブラックトルマリンクオーツ

1101.jpg

今日から11月ですねえ。

11月は「さそり座」の誕生月です。さそり座というサインについて、人によってさまざまなイメージがあると思いますが、私の中では「不言実行」って感じです。

さそり座(さそり座の人、という意味ではないです)は文句言わないですね。自分の信念や主義を言葉で表すこともないです。ホロスコープのサインはおおまかにわけて、おひつじ座からおとめ座までの「前半・個人グループ」と、てんびん座からうお座までの「後半・集団グループ」に二分されます。

前半の6サインは他人よりも自分に目を向けます。自分の中にある個性や能力をどう伸ばして「個人として」完成するか、というところに目的があるからです。ですから、他者との関わりは「自分を変化させる外的刺激」ではあってもそれ以上のものにはなりません。する必要がないからです。自分自身をきちんと形成できないまま、他者に関わっていけば「相手の一部に吸収されて終わる」だけです。お互いに殻や皮膜がちゃんと形成された状態でないと、「関わり」や「衝突」は起きません。ただ、より強い者に取り込まれるだけです。

で、後半6サインは「個人としてはすで完成した意識」です。その「個人」を集団の中でどう主張して活かしていくか、というところが目的です。その始まりのサイン、てんびん座は集団デビューしたばかりなのでとりあえずは様子見です。他人には積極的に関わっていきますが、どちらかというと「聞き手」ですね。自分の個性というものを「相手からの目線」を通して理解していきます。なぜなら、それまでは自分の個性というものを「自分の内側からの目線」でしか見たことがなかったからです。それで、相手からの目線による「自己像」を手に入れて、自己の全体像がわかるのです。

そのあとにくるのがさそり座です。もうすでに「自己像」についてはすっかり理解しているので、さそり座は自分のことには興味がありません。
常に他人本位です。ただ「他者の信念や主義」というものを理解していないので、そこは「自分の信念や主義」で突っ込んでいくしかありません。そうやって突っ込んでいくことで相手の中に「その人の信念や主義」があることを(実感として)知り、それを尊重するようになるわけです。

なので何かにつけて「体験主義」だと思いますね。人間の喜びや苦しみを、自分が渦中に巻き込まれて直に触れることで一瞬にして理解するような感じがあります。たとえば「出産時の痛み」について、何百冊も本を読むよりも自分が実際に出産すれば一度ですべてを理解します。さそり座はそういう感じです。だから言葉は必要ない。それで「不言実行」なわけです。



さて、11月の石「ブラックトルマリンクオーツ」です。

これはクオーツ(水晶)の中にブラックトルマリンを含んだもので、ルチルクオーツやガーデンクオーツの仲間と言っていいんじゃないかと思います。トルマリンが全体的に含まれてクオーツがミルキーグレーになったものを「ブラックトルマリンクオーツ」、クオーツ部分がクリアなものを「ブラックルチル」と、私は個人的に呼んで区別していますが、実際のところはどうなのでしょうね。ちなみに、今回取り上げている石は、ショップのものも含めてお店でも「ブラックトルマリンクオーツ」という名前で扱われておりました。

この石は、見るからに、って感じでわかりやすいんですけどストイックなんですよね〜。先日の記事でも「イチロー選手の石」と書きましたが、この石を初めて見た時に「あっ!」と思いました。「イチローがおる!(敬称略)」って感じでしたから。

私は野球を全く知らないので、イチロー選手のこともほとんど知りません。お父さんに英才教育を受けたとか、なんか本が出てるはずとか、柴犬を飼っておられたかもとか、そんな程度です。私から見ても、一目でわかるほど強烈な個性の持ち主ですし、以前勤めていた会社の社内報に「イチロー選手のような人生哲学で云々」みたいな取り上げ方をされていたり、多くの人に感銘を与える人ということは間違いないと思います。

もともと「黒」は、そこに多くのものを吸収する性質があり、拡散する雑多なものを統一していく動きがあります。なので、黒系の石はわりと意志や目的が明確で、一本筋の通った無駄のない動きになることが多いです。オニキスやオプシディアンなども同じ仲間ですね。(ただし、スノーフレークオプシディアンはなかなかに強烈で、周囲を吸収しながら同時に自分自身を拡散する、という不思議な性質があります)

ブラックトルマリンクオーツは、その黒をクリアクオーツで内包しています。クリアクオーツの持つ「純粋性」がブラックトルマリンの意志をさらに明確にしているわけです。クリアクオーツは、ものごとを純化する働きがあります。なのでまあ、浄化に使われたりもするのですが、ようするに「そこにあるものをより純粋に抽出する」という作用です。浄化とは、ゴミとゴミでないものを分離させる、という働きでもあるので、クリアクオーツの抽出作用を使っているんですね。



何回か書いてますが、11月は「行動と実行あるのみ月間」だと思います。10月あたりから、ホロスコープの配置を見ても「行動することが大切」だという空気全開でしたが、11月はさらに強まり、具体的な実行あるのみ、って感じになってきました。で、具体的な実行って、けっこう難しいんですよね。

目標やビジョンというものは、計画表を作っている時が一番「花」です。なぜなら、しんどいことは何もなく、ただ夢を見ていられる時期だから。成功した場面を思い描いてウキウキな気分に浸っていられる時期だからです。楽しいことに焦点を当て、苦しいことは「なんとなかるさ、今はまだ苦しくないし」ってことで楽観視していられる。夏休みの計画表を立ててる小学生のノリってことです。

で、いざ夏休みが始まってみるとラジオ体操や水泳教室は楽しくできても、漢字ドリルや自由研究の下準備、などが先延ばしにされてしまったりします(…って私だけ?!)でも、計画表に書いたスケジュールは、自分が実行していかないかぎり完了にならず、未消化のまま残ってしまう、ってことです。

こういうの、未消化・先延ばしの項目って意外と心の片隅にでっかく鎮座して、すごいストレスになってたりするんですよね。それで今度は「できないことの理由」を考えることに必死になったりする。つか、自分のことを自分に言い訳して、誰に許してもらうつもりなのか、って感じなんですけど、本人は大真面目だったり。

まあ、夏休みの計画表っていうのは学校から言われたことですが、自分の人生の計画表っていうのは、自分のものですからね。自分がやりたいこと、やろうと決めたことをそこに書いてるだけなので、あとはやるだけなんですね。やって消化する以外、方法はないです。でも、それがけっこう難しい、というのは理由としては二つあって、

1.しんどいことに対して腹をくくってない。くくりたくない。逃げたいと思っている。逃げられる場所があるという妄想にハマっている。

2.自分がやりたいことではなく、誰かの幸せそうな人生の書き写し。

って感じですね。2の場合は、「それが模写である」ってことに気がつけばあんがいスムーズに展開し始めたりします。こういう人、たまに実在して、本人の夢ややりたいことを聞いてみると、周囲の人たちがやってるライフワークの寄せ集めだったりします。さらに、自分が憧れる相手が変わると「自分の夢」も連動して変わっていったりする。という人が実際にいました。新しい人に出会い、その人が素敵だったりすると、その職業が夢に追加されたり、夢そのものが路線変更したりする。そうやって「流れるままに」ではなく「流されるままに」生きているので、やる気が長続きしないのです。

本当の夢というものに対しては、モチベーションを上げたりしなくても「やる気」は持続します。ただ、その「やる気」というのは「よし、やるぞ!楽しいぞ!エイエイオー!」みたいな高〜いものではなく、もっと事務で平坦です。なのである意味とてもストイックな態度になったりする。

イチロー選手を見ていると、そういう「平坦でストイックな情熱」を感じますね。炎でいうと「不知火(しらぬい)」とかです。青白い炎。赤く燃える火よりも激しさはないですが、ものすごく高温です。

ブラックトルマリンクオーツも「不知火」ですね。この石自体は、土が強いですが同時に「赤くない火」を持っている。赤くないので一見「風」のように思えるけど、火の元素です。(とはいえ、火が強ければ当然、風も生まれるので、この石には風も強く含まれている)

ショップの方にちょっと書いたのですが、この石はシルバーと相性がいいです。シルバーは金属を4元素にわりふると「風」を担当しますが、金属自体は「火」の属性です。なので、シルバーは「不知火」だとも言える。ちなみに赤い炎はゴールドですね。で、シルバーのもっと高温がプラチナです。これはかなり風が強いです。高温になりすぎて、温度という概念から外れてる感じもします。天王星って感じもする特異な金属ですね。

それはともかく、11月の「行動・実行あるのみ月間」は動くしかないです。それもやみくもに的外れなことをして「動いた!」と自己欺瞞をやるのではなく、やるべきことを一個ずつ消化して、項目を棒線で消していく、っていう類の行動です。(って言うは易し、行うは、、ですね・微苦笑)

ここでどこまで動いて消化するかによって、12月後半あたりの「緊迫週間」の内容が変わってくると思うので、もう頑張るしかないです。ブラックトルマリンクオーツは、その性質上やさしく甘やかしてホイホイと助けてはくれないかもしれませんが、その厳しい目線と凛としたストイックな姿勢で、黙って道を示してくれるように思います。

自分進むべき道、選ぶべき道というのは、他人に説明されて理解するものではありません。それは温度のように自分が体感するしかないです。自分が手をつっこんでみて、熱いか冷たいか。そういうことです。この石は、そういうことを黙って語ってくれているように思います。


  1. 2007/11/01(木) 00:17:51|
  2. 石のこと|
  3. トラックバック(-)|
  4. コメント(-)

| ホーム |